○クラウドノイズ（息入れ方が鍵） 　坂本師――前走後に疲れが見られたために、調教乗り始めが少し遅くなってしまった。できればもう１本追い切りたかったというのが正直な気持ちだが、現状のベストを尽くして仕上げたつもり。１８７０メートル戦は、最初のコーナーまでに距離がある分、息の入れ方がより一層カギになりそう。先手を奪って素早く息が入れられる形にさえ持ち込めれば。

○オーシンロクゼロ（仕上がり万全） 　担当厩務員――初めて後ろからの馬に動かされたことで戸惑いが生じた。その点、今回は前に目標を置いた本来の競馬ができそう。坂路施設から戻ってきてからは追い切りも３本やったし、ラストは前に馬を置いての実戦形式。いい感じに動けたし、偶数枠を引いたこともいい。

○ワンダーグリー（終い生かして） 　田中一師――追い切りはいい感じだったし、状態も維持できている。距離も問題ないし、これだけ先行タイプが揃うと前走のような流れにもならないだろう。力は付けているので自分の競馬に徹するのみ。