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アメリカンフェイロア完勝、37年ぶりに三冠の呪縛を解く

2015年06月14日 18時21分

ベルモントS(米G1)
6/6 ベルモントパーク 3歳
ダ12ハロン(左)fast(速)8頭2:26.65
勝ち馬セール履歴と成績
2013ファシグティプトン・サラトガセレクティド 300,000ドル
2歳時 3戦2勝、3歳時 5戦5勝
通算成績8戦7勝(主な勝ち鞍)ケンタッキーダービー(米G1)、プリークネスS(米G1)、ベルモントS(米G1)、アーカンソーダービー(米G1)、デルマーフューチュリティ(米G1)、フロントランナーS(米G1)、レベルS(米G2)
・オーナー/ザイヤットステーブルズ
・調教師/B.バファート
・生産者/ザイヤットステーブルズ
・騎手/V.エスピノーザ
二の脚の速さを生かして主導権を握ったアメリカンフェイロア(1人気、単勝1.75倍)が最終コーナーで後続馬群を引きつけて直線でスパート。2着以下に5馬身半差をつけて優勝し、1978年のアファームド以来37年ぶり、米国競馬史上12頭目の三冠馬となった。2着に最終コーナーでは内を通って勝ち馬の直後に迫ったG1ウッドメモリアルSの勝ち馬フロステッド。3着に後方から伸びたキーンアイスが入った。勝ったアメリカンフェイロアは、2009年のG1サンタアニタダービーなどG1・2勝を挙げたパイオニアオブザナイルの産駒。1歳時にファシグティプトン・サラトガ・セレクティド・セールに上場されたが、生産者でもあったオーナー自らが代理人を通じて30万ドル(約3750万円)で買い戻し、その後、ボブ・バファート厩舎に入厩。昨年は2つのG1勝ちを含む3戦2勝で米最優秀2歳牡馬に選出された。今年は3/14のG2レベルS(ダ8.5ハロン)と4/11のG1アーカンソーダービー(ダ9ハロン)を圧勝し、米三冠路線の主役に躍り出ると、5/2のG1ケンタッキーダービー(ダ10ハロン)を好位から抜け出して快勝。不良馬場となった5/16のG1プリークネスS(ダ9.5ハロン)は逃げて7馬身差の圧勝劇を演じていた。ボブ・バファート調教師は1997年のシルバーチャームUSA、1998年のリアルクワイエト、2002年のウォーエンブレムUSAで三冠を逃していたが、4度目の挑戦で悲願達成。ヴィクター・エスピノーザ騎手も2002年のウォーエンブレムUSA、昨年のカリフォルニアクロームに続く3度目の挑戦で三冠騎手となった。

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