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ヴィヴァパタカ快勝、いざドバイへ/香港GC

2008年02月28日 10時49分

2月24日、香港シャティン競馬場でLG1香港ゴールドカップ(3歳上、芝2000m、8頭)が行われ、1番人気のヴィヴァパタカ Viva Pataca(セン6、香港J.ムーア厩舎、D.ビードマン騎手)が優勝した。勝ち時計は2分3秒9、馬場状態は Good(稍良)だった。
これぞ横綱相撲。8頭がほぼ一列棒状となる中、ヴィヴァパタカは6番手を追走。最終コーナーで外を回って悠然と進出、直線入口で先頭を射程圏に捉えると、手応え通りしっかりとした伸びを見せて完勝。完全に力が一枚違った。
2-3/4馬身差後方での2着争いは激しい叩き合いに。昨シーズンのLG1香港クラシックマイル勝ち馬フローラルペガサス Floral Pegasusが、前走LG3センテナリーヴァーズで復活Vを挙げてここに臨んだブリッシュラックUSA(一昨年のG1安田記念優勝馬)を抑え、2着を確保した。
勝ったヴィヴァパタカは父マルジュ Marju、母コミック Comic(母の父ビーマイチーフ Be My Chief)の英国産馬で、通算成績は25戦13勝。G1級レースの勝ち鞍はこの勝利で5つ目となる。
4歳時にLG1香港ダービー、LG1香港チャンピオンズ&チャターカップを制覇。昨シーズン後半からさらに力をつけ、G1クイーンエリザベス2世カップ、LG1香港チャンピオンズ&チャターカップ(連覇)と、立て続けにヴェンジャンスオブレイン Vengeance Of Rain(G1ドバイシーマクラシック勝ち馬、今年3月に引退)を下し、今季は古馬中長距離戦線を牽引する存在と目されていた。
期待に違わず、今シーズン2戦目のLG2国際カップトライアルを完勝。勢いに乗ってG1香港カップに臨み、単勝1.3倍という断然人気に推されたが、名手ランフランコ・デットーリ騎手が操った欧州馬ラモンティ Ramonti に敗れて2着。苦杯をなめた。
その後、ドバイを最大目標に調整。前走LG1スチュワーズカップは適距離とは言えない1600mだったが、それでも3着と力のあるところを示し、2000mに距離が延びたここで結果を出した。
次走はG1ドバイシーマクラシック(3/29、ナドアルシバ、芝2400m)。昨年同レースを制したヴェンジャンスオブレインに続くことができるか注目される。なお、フローラルペガサス、ブリッシュラックUSAもドバイへ。この両頭はG1ドバイデューティフリー(同、芝1777m)に出走を予定している

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