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今度はSキングダムに軍配/CSP

2008年02月21日 14時36分

2月17日、香港シャティン競馬場でLG1チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m、3歳上、8頭)が行われ、1番人気のセークリッドキングダム Sacred Kingdom(セン4、香港P.イウ厩舎、G.モッセ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分8秒6、馬場状態は Good(稍良)だった。
前走LG1センテナリースプリントカップではアブソリュートチャンピオン Absolute Champion に短頭差屈したセークリッドキングダムだったが、今回も単勝1.2倍という圧倒的な支持。アブソリュートチャンピオンは6倍で2番人気だった。
2番枠からのスタートとなったセークリッドキングダムは、終始中団の内ラチ沿いピッタリをロスなく追走。しかも、ライバルのアブソリュートチャンピオンを半馬身差の斜め前方に見ながらという絶好の位置取りだった。
インコースを追走しただけに、直線入口で一瞬進路が塞がりかけるシーンもあったセークリッドキングダムだったが、先行馬のギャップを素晴らしい瞬発力で切り開いて抜けだし、そのまま1着でゴールインした。
対してアブソリュートチャンピオンは、先行馬を交わすために1頭分外に持ち出し、そこから良く伸びて先に抜けたセークリッドキングダムに迫ったが、その差は最後まで縮まらず。1馬身半差の2着に終わった。
勝ったセークリッドキングダムは父エンコスタデラゴ Encosta De Lago、母コートルームスイーティー Courtroom Sweetie(母の父ゼディテイヴ Zeditave)という血統の豪州産馬。通算11戦9勝で、G1級レースの勝利は昨年のG1香港スプリントに続いて2つ目。現地では、その完璧な戦績とレース振りから「まるでマシーン(機械)のようだ」と評する声も挙がっている。
今シーズン(7月まで)は国内レースに専念。次走には3/16のLG1クイーンズシルヴァージュビリーカップ(シャティン、芝1400m)が予定されている。同レースにはアブソリュートチャンピオンはもちろん、昨年暮れのG1香港マイルを含み3連勝中と波に乗るグッドババUSAも参戦予定。大注目の一戦になる。
さらに、セークリッドキングダム陣営はこのまま順調に行けば来シーズンの海外遠征もあるとしている。そのターゲットの候補として10/5のG1スプリンターズSの名前が挙がっている。

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