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GCS第1戦はアパッチキャット

2008年02月07日 20時56分

2月2日、豪ヴィクトリア州フレミントン競馬場でグローバル・スプリント・チャレンジ・シリーズ開幕戦のG1ライトニングS(2歳上、芝1000m、直線、10頭)が行われ、2番人気のアパッチキャット Apache Cat(セン5、豪G.ユーレル厩舎)が優勝した。勝ち時計は57秒25、馬場状態は Good(良)だった。
スタートがあまり良くなく、後方からのレースとなったアパッチキャットだったが、すぐに中団に取り付くと、残り250mほどの地点からスパート開始。連れて伸びたスウィック Swick に首差をつけて先頭ゴールインを果たした。
1番人気に推された牝馬ゴールドエディション Gold Edition(G1マニカトS、G1アスコットヴェールSを含め重賞10勝)は、アパッチキャットとは対照的な好スタートでハナを奪ったものの、中盤から手応えが怪しくなり4着。レース後の歩様もおかしかったことから大事を取られ、このレースで引退、繁殖入りすることになった。
中距離で不本意なレースが続き、スプリント戦へ矛先を向けてきた昨シーズンの豪最優秀3歳牝馬ミスフィンランド Miss Finland は5着。ただし、陣営は「最後まで良く伸びた」と内容を高く評価。もう少し距離があればより進境が見込めるとしている。次走はアジアマイルチャレンジ第1戦でもある芝1600mのG1豪フューチュリティS(3/1、コーフィールド競馬場)となりそう。
勝ったアパッチキャットは父ライオンキャヴァーン Lion Cavern、母テネシーブレイズ Tennessee Blaze(母の父ウィスキーロード Whiskey Road)という血統の豪国産馬。通算26戦12勝で、G1タイトルは3歳時のG1オーストラリアンギニーに続く2つ目となった。他に、G2とG3を合わせて7勝している実績馬だ。
今後のグローバル・スプリント・チャレンジ・シリーズへの参戦については、日程的な余裕もある(第2戦は6/17の英G1キングズスタンドS=アスコット、芝5ハロン)ことから、陣営は様子を見ながら慎重に判断したいとしている。

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