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エリザベス女王杯優勝馬サンドピアリスが死亡

2007年06月21日 20時01分

1989年のエリザベス女王杯優勝馬サンドピアリス(牝21歳、父ハイセイコー)が6月14日朝、新ひだか町の岡田牧場で、老衰のため死亡した。
同馬の競走成績は18戦3勝。3歳秋、自己条件で勝ち切れずにいたが、抽選を潜り抜けて出走したG1エリザベス女王杯で、20頭立ての最低人気ながら優勝。単勝配当4万3060円はグレード制施行後のG1最高単勝配当として記録されている。その後は勝ち鞍こそ挙げられなかったものの、牡馬に混じり重賞戦線で活躍。91年のG2京都記念2着を最後に現役を引退した。繁殖入り後は、G3マーチSなど重賞4勝を挙げたタマモストロングを輩出。現2歳の牝馬(父マンハッタンカフェ)が最後の産駒となる。
同馬は5月末にフレグモーネを発症するなどして体調が悪化。スタッフらの手厚い看護が続けられたが、安らかに21年の生涯を閉じた。同牧場では「繁殖としても大きな功績を残してくれた功労馬でした。後継繁殖もいるので夢を継いでくれるでしょう」と、愛馬の冥福を祈っていた。なお、年内には同馬の記念碑が町内のオーマイホースパーク(桜舞馬公園)に建立される予定となっている。

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