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"Very Happy!!"/メルボルンC~その2

2006年11月09日 10時39分

そこにただ一頭だけ鋭く伸びてきたのがポップロック。前走G1コーフィールドCではやや脚を余した形となった同馬だったが、今回は4角で巧みに外に持ち出すことに成功。先に抜け出したデルタブルースに並びかけ、馬体をぶつけあいながら激しく叩き合った。一完歩、また一完歩と差を詰め、半頭差まで迫ったところがゴール板。結果は、デルタブルースが粘り切って1着、ポップロックは惜しくも2着。3着にはメイビーベターが入ったが、ポップロックとは4馬身半差もあり、間違いなくG1メルボルンCの主役を演じたのは日本馬2頭だったといえよう。
レース直後、ポップロックの手綱を取ったD.オリヴァー騎手と健闘を称えあった後、馬上インタヴューを受けた岩田騎手は、それに答えて一言 "Very Happy!" と叫んだ。それは正に、日本中の競馬ファンの気持ちでもある。"The Race That Stops the Nation" (国の活動を止めてしまうレース) とも呼ばれるオーストラリア最大のレースで、最高のパフォーマンスを見せてくれたデルタブルースとポップロックに心から拍手と喝采を送りたい。(了)

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